何も音楽の知識がない大人が音楽をやるときに最大の障壁はやはり「音楽って楽譜読めないと難しいんでしょ?」ってことだろうなぁとなんとなく、思ったりする。


でも、楽譜を読むには2つのことを理解しないといけない。

ひとつは音符には鍵盤の位置を直接示す機能があるということ。縦軸に意味が書いてあること。

もう一つはリズムが書かれているということ。
つまり、音の時間の長さを記録しているということになるんだけど…
簡単にいえば横軸の意味だね。


つまり、音楽というのは二次元座標系のアートなんだなってこと。

もっと言うと、座標軸の一つが「時間次元軸」ということだ。


つまり、多くの芸術が「空間芸術」なのに対して、音楽は「時空間芸術」ってことなんだな…


で、音符としては4分音符(1拍)8分音符(ハフ)16音符(クォーター)とそれぞれに対応する休符の6つがあれば実はほとんどすべての音楽が表現できてしまう。
本当だよw
ただし、時間軸のスケールがところどころ、歪んでしまう。一定のテンポにはこだわらないという条件付きだ。


まァ、もっと言えば4種類の音符休符4種類でも極端な話しすべての音楽は表現できてしまう。

でもそれだとテンポの変化多すぎてたぶん私達のリズム感が相当疲れてしまう。


ただ、ひとつの練習方法としてこれが使えるんじゃなかろうか?

つまり、部分練習の極みということになるが…
それぞれの音符の長さを敢えて2倍にして新しく楽譜を書いてしまおうということだ。

まぁ、メトロノームをゆっくりに頭のなかでその作業が出来る人は苦労しなくても良いのだろうけど…
あるいは、音符が細かい32分音符で書かれているような場合でも、1拍分(4分音符)の部分だけを
取り出して、音符の長さを4倍にして楽譜を書き直してみる。
それが簡単にできるようになったら…
テンポを2倍にする
更に3倍
最終的には4倍にする。

そうすれば1拍分は確実に練習が進むことになる。


で、ここで、考える。
つまり、4拍を一纏めとして考えたり、1泊を4泊として拡大してみると、結局音楽の音符と休符の並びってそんなに多くのパターンがあるわけじゃないのではなかろうか?

問題は2小節にまたがるような場合のタイやらスラーってことになる。


って考えていくと音楽って時間軸と空間軸とで構成された座標面に書かれた「フラクタルなイラスト」なんじゃないかって気がしてくる…

コンピューターでMIDI音楽のピアノロールなんかを見ると、やっぱり芸術的な絵になってるような気がする。

全てのクオンタイズを4分音符と8分音符だけにして、音符や休符をタイ&スラーで結んでしまって、テンポ指示だけ変えるような練習楽譜というのもあってもいいのかもしれない。

ッテ・・・考えていくとね。
大人にとって一番の厄介者は実は「1拍」「2拍」といった「拍」の概念なのではないだろうか
「裏拍」にがてーーっていうのの全ての元凶もなんかこの「拍に合わせるってところ」にあるような気がする。
それも「1泊は4分音符ですよ」みたいな部分がね。

また結論なんかない話なんだけどw